2010年4月22日木曜日

旅の道具

ここで旅の道具を紹介。
昨年インドに1ヶ月ほど旅行して、いいトライアルができたので、今回はその反省点を踏まえて道具を選定。

バックパック旅行というと背中に大きなバックパックを背負っての旅行をイメージしがち(そして、現に重~い荷物を背負って旅行している西洋人がこれまた多い・・・)だが、やってみるとこれが相当重くて体力を相当消耗し、いろいろまわってみる気がなくなる。ということで、今回はキャスターで転がせ・かつ背負える←のバックに新調。ウガンダの奥地?などよほどの場所でもいかない限り、人が住む所にはそれなりの道路があり、今のところこのコロコロ作戦は大成功である。
今回は極寒のチベットから灼熱のインド・中東をカバーするので、衣類は全天候を想定して軽くて温度・湿度調節に優れたアウトドアウェアでかためている。
←の裾が切り離せるZipパンツは、今のところ中国北部の寒さ・南部暑さに対応するために予想以上に重宝している。
旅の記録をするために欠かせないカメラ・ビデオ類。三脚は1Kg未満の軽いものを何と¥990でGET!
メール・Blog・写真の編集などに必須なPC。少しでも軽くするために小さめのLaptopに新調。画面はやや小さいものの、旅行には十分。最近は4万円前後で軽くて小さいPCが買えますね。
旅のルートを記録するために、今回はGPSロガー←に初挑戦。使い勝手・記録したデータなどは後ほど。。
その他の小物。チタン製のカップは軽くて熱も通さず、お茶・コーヒーで旅のちょっとしたQualityをあげるのに活躍。奥のセームタオルは軽くて高吸水性で、かさばるタオルの代わりに持ち歩くのに便利。
旅行をしながら読もうと思っている本。かなーり重いですが、こればっかりは仕方ないですね。特に解説付き世界地図と改めて読む高校の世界史の教科書は必携。
あとは八百万の神々に旅の無事を祈るだけ。。

と、道具・Visa取得など事前準備で全体予算の五分の一を使ってしまったがさて今後どうなるか・・・?

Jiro

2010年4月15日木曜日

青海省で地震

日本でもニュースになっているようですが、青海省で今朝(4/14)大きな地震が発生し、中国でもTopニュースで取り上げられてます。今のところここ桂林では全く問題なく、震源地は予定ルートの西寧・ラサ・西蔵鉄道沿いからかなり距離があるようだが、被災情報に注意して今後の旅を続けていきたいと思います。

Jiro

2010年4月12日月曜日

DAY9 (2010/4/3 上海②):旅の休息日

今日は一日、休息の日。注ぎ込む日差しと適度な温度の外気が程良い。

窓からは公園とマンション群、空が見えて、インターネットにつながるユースホステルの一室で、ゆっくりした時間が取れてうれしい。旅をふりかえると、旅を始めて、わずか一週間しか立っていないことに驚く。もう、2週間は旅をしている気分。これは、いい感じ!小さい頃、一学期の終わりが来るのが長かったように、童心にかえった心地でこの旅を続けていきたい。

Sustainability:中国の富裕層により、高級食材が売れているとは聞いたけれど、上海で平均並みのスーパーにもオーガニックコーナー「緑色野菜」が設けてあった。スーパー沿いの路上には、ずらりと野菜の売り子が並び、近くには八百屋もある。にもかかわらず、一般的なスーパーにこのコーナーがあるということは、中国での市場の大きさを感じさせられる。一つずつラップにくるまれ、高級感を漂わす有機野菜。他の野菜と同じように、素のままで並べてほしい。




上海のフリーペーパーによると、有機野菜宅配を行う上海近郊のある農家さんでは、週1回約3キロの野菜(2人家族向け)を、3カ月強で約20700円(13週間1380元)で宅配するサービスを行っている。

Nobu

DAY8(2010/4/2 南京→上海):話題のイケメン、ホームレス

北京にしても、ホームレスをあまり見かけなかった。観光客がいく地域にはいないだけなのだろうか。南京の友人にその話をしたところ、インターネット上でイケメンのホームレスが話題になり、地元政府が機敏に対応し、実家へもどったという。


←上海のフリーペーパーにも。むむむ、これだけ話題になるのも納得!!!

Nobu

DAY7 (2010/4/1 南京):南京へ。縁。

南京での目的は二つ。
・「南京大虐殺遇難同胞記念館」を訪れる
・スウェーデンのときの元クラスメートに会う

他の都市と同じように、高層ビル・マンションが並び、近代化している南京の街の中でも、「南京大虐殺遇難同胞記念館」の洗練されたデザインの外観は、一際目を引いた。まるで美術館のように見えた。

 



日本でいう原爆ドームのようなものだろうか。無料の入場料のわりに立派すぎる入場門をくぐると、多くの中国の人たちが訪れていた。重苦しい気持ちで館内を回った。中には、その後の日本側の活動に関する展示があった。東海や関西地方を中心に、罪の意識に苦しみ続けている日本兵に対するホットラインを行う活動。その隣には、兵士らの名前も一部公開されていて、出身地には三重県も多数あった。小学生のころ、祖父に聞いてみたことを思い出す。夏休みの課題で戦争について聞いてみたことがあった。体が弱く出兵していなかったように思うが、あまり話したがらなかったので、幼心にそんなに聞いてはいけないと感じ、詳しくは聞いていない。日本側の活動については、南京大虐殺について取り組んだ日本人記者についても展示されていた。記者の一人は、遠い知り合いだった。私たちが今日ここに足を運んだことは、自分にとって必然で大切なことだと思う。

そんな重い気持ちを抱きながら、ユースホステルに戻ると、3年ぶりに会う元クラスメートが、笑顔で迎えてくれた。渋谷のような繁華街へ行き、新しくできた中華料理レストランで、食べきれないほどの料理をつまみながら、思い出を振り返った。他のクラスメートたちの様子を話し、久々の再会が嬉しい。母国に戻り、環境政策を専門にこれから活躍するであろう友人がまぶしくもある。私たちから誘ったので、こちらが支払いしようとすると、わたしたちの中国に来てくれたゲスト、こちらがおもてなしするのが私たちの習わし、とごちそうしてくれた。温かい歓迎に、おなかも胸もいっぱい。




Sustainability:今、ここにいる自分のルーツやつながりを考えることは、生きる上で、そして社会を見渡す上での、中核になることだと思う。

Nobu

DAY6 (2010/3/31 北京③):万里の長城

中国に来た以上訪れなければならない場所の一つ、万里の長城。

6,000km以上あるこの世界最大の建築物は、北京市内でも八達嶺、慕田峪、司馬台の3ヶ所で見れるらしく、この日は一番アクセスのよい八達嶺長城へ。

北京中心部から八達嶺までのアクセスは以前はバスしかなかったようだが、2008年に高速鉄道"和諧長城号"が開通し、非常にアクセスがよくなった。片道60分で一等(軟座)17元(≒250円)と、早くて快適な上、なぜかバスよりも安い?
北京西駅から乗車。この日は平日のためか、車内はがらがら。
目的地に近づくと、車窓から山の尾根沿いに長城らしきものが見えてくる。
駅に到着後、数分歩くと長城の入口に。頂まではさらに徒歩で登る必要があり、軽く山登りな感じ。
頂から見た風景。この八達嶺は明時代に築かれたものが再建されたらしいのだが、よくまあ昔からこんなものを作ったもんだと感心。ベタベタな観光スポットですが、一度は見ておかないとね。
夕刻北京中心部に戻り夕食。北京といえばやっぱりこれ、北京ダック(ただし、北京駅前の安っす~い食堂で注文したため、味はぼちぼち)。
と、ベタベタな観光に終始した一日を終え、夜行列車で南京へ。

Jiro

Sustainability:万里の長城へは、鉄道で。車両は最新、運賃も手ごろ、渋滞にもはまらない。しかし残念ながら、がら空き。今後はバスから鉄道利用へとシフトしていくことが期待される。

Nobu

2010年4月10日土曜日

DAY5 (2010/3/30 北京②):"中国版シリコンバレー" 中関村へ

この日は北京の中心部から地下鉄で20分ほど西北にある中関村へ。

中関村一帯は、北京大学精華大学といった中国を代表する大学や科学技術研究所、連想集団(Lenovo)等のIT企業が数多く集まり、さながら"中国版シリコンバレー"と化している。

←北京市内の地下鉄は北京オリンピックを前後に整備され、どの路線も非常に新しい。
←は北京大学。
←は理工系の名門精華大学の正門。中を見学しようとおもったが、あまりの敷地の大きさ(校内はバスで移動)に入ってすぐに断念。
精華大学の周りには、外資系IT企業のオフィスが多数している。左手前から二つ目は、最近中国からの撤退問題でNewsをにぎわせているGoogleの中国Office。
中関村の中心部は、秋葉原の電気街のようになっており、"電子商城"なる大型の電化製品ショップが多数集積している。
"電子商城"の中には←のようなメーカー直販店や、
←のようなジャンクパーツ屋までずらりと並んでおり、まさにここは"中国のアキバ"。
中関村一帯で新しい産業・雇用を生み出しているエネルギーをひしひしと感じるが、ひとつ気づいたのはこの街で働く人々の年齢層が異様に若いこと。"電子商城"の店員は10代~20代の若者がほとんど。年配者で見かけたのは掃除のおじさん・おばさんくらい。時代が激しく動いている中国では世代間の教育・文化・経済の差が非常に大きいのでしょうね。

Jiro

DAY4 (2010/3/29 北京①):北京はとにかくスケールが大きい!

この日は夜行列車で早朝に北京に到着。さすが13.5億の人口をかかえる国の首都だけありますねぇ、北京はとにかくなんでもスケールが大きい。

←北京駅外の広場の光景。東京駅とは比べ物にならないほど大きい。このほかに北京北駅・南駅・東駅・西駅と大きい駅が四方に存在する。
中心部の道路もざっと10車線。自動車が普及して、昔の自転車でごった返す風景はすでに見られない。
←故宮(紫禁城)の太和殿の広場。よく中国歴史ものの映画の撮影Locationとしてよく見る場所。ここの王座に座って周りを見渡せば、自分が天の使い(天子)と本当に錯覚してしまうかもしれない。
←は天安門広場と人民大会堂。これまた日本の国会議事堂と比べ物にならないほどでかい。天安門広場に限らず、どこの広場も掃除が行き届いて非常に清潔。
←これは2008年の北京オリンピック(中国語では"奥林匹克")のメイン会場、通称「鳥の巣」。
近代的な繁華街(○○○新天地)もそこらに存在して、これまたとにかく大きい。
と、スケールばかりに圧倒された北京初日であった。

Jiro

10年前に訪れた北京とは、随分と様変わりしていた。高層マンションやビルは、以前は、建設中のものが片手で数えられる程度だったが、今は数えきれない。人々の生活様式も近代化している。胡弓の近くにある「新天地」と呼ばれる商業ビルは、中に入っているショップは、海外のショップが多いものの、グローバルな流れにのった都会的なセレクトだと思う。都心はどこも同じスタイルになっていて、ちょっと残念。これは日本に来た外国人も思うことなのかもしれない。ワイヤレスLANが入るショップは、スターバックスのようなコーヒーがメインのカフェが多い。旅行者としては、たとえば、お茶と月餅が中心のようなカフェがあったら嬉しい。


Sustainability:ユースホステルのあるビルには、一般の住人もいて、彼らはスウェーデンのように共同の洗濯機を使っていました。共有の空間がある住まい、いいな。一度、日本のコレクティブハウスに住んでいるお宅にお邪魔してみたい。

Nobu

2010年4月7日水曜日

DAY3 (2010/3/28 大連):中国上陸!

この日は定刻通り、朝11:00に大連に到着。

船室でとなりにいたおじさんが片言の日本語でわれわれに親しげに話しかけてきて、どうやら戦時中に朝鮮半島から旧満州に日本軍により連れて行かれ、今は中国に住んでいるようだ。こちらはなんともリアクションをとりづらい話だが、朝鮮半島・中国東北地方はこういう人が多いのだろう。

←が船からみた大連の風景。
大連港は←な感じでいかにも中国らしい建物。
街の中心部に向かってみると、かなり近代化・西洋化されている。
←近代的なビルの下にはブランドショップがずらり。
もちろん中心部から離れた街角には←なのどかな光景もありますが、中心部はもう日本の都市部と変わりませんね。。
この日は半日大連を散策したあと、夜行列車で北京へ。当日切符を取ったので最上級(新空調軟臥:380元≒5,700円/人)のクラスしかとれなかったが、最新のピカピカの個室で日本の寝台列車より快適に過ごせました。。
Jiro

2010年4月5日月曜日

DAY2 (2010/3/27 釜山→ソウル→仁川→出国):②仁川からフェリーでいざ中国大連へ

ソウルは昨年頭に二人で訪れたので、そのまま通過して普通列車で仁川へ。

仁川は大連・天津など中国行きのフェリーがいくつか出ているらしいことを事前にWebで調べておいたが、韓・中間のフェリーのため日本語・英語の予約サイトなどなく、とりあえず仁川国際フェリーターミナル←に向うことにした。
韓・中間の国際フェリーターミナルはどんな場所かと想像もつかなかったが、予想外にかなり近代的な施設。クレジット支払もOKで、その場で無事チケットをとれた(仁川―大連間 18時間 2等室で 105,200ウォン≒8,800円/人)。大連行きは水・土の週2便しか出ておらず、この日を逃すと3日ロスするところだったので一安心。。
大連行きのフェリーはこんな感じです。昔乗った宮崎―川崎間のフェリーと同じくらいの大きさ。
船内の休憩所はこんな感じ(実物より綺麗に写ってる?)。急に周囲に喫煙人口が増えて、中国にいよいよ近づいていると実感。
この日は船内食堂で夕食。給食みたいで渋くていい感じです。。
Webの情報より1時間早めの17:30に出港し、翌朝11:00に大連に到着予定。

Jiro

DAY2 (2010/3/27 釜山→ソウル→仁川→出国):①韓国高速鉄道KTXでソウルへ

初日の宿は釜山港で紹介してもらった「SEOUL MOTEL」なる安宿。二人一部屋一泊25,000WON(≒2,000円)の値段の割にそこそこ快適。
この日は朝早く起きて、韓国高速鉄道KTXで釜山からソウルに移動。釜山―ソウル間は20分に1本便が出てて、チケットも乗車前に簡単に取れた(釜山-ソウルの400Km/2時間45分で1人51,200ウォン≒4,300円と日本の新幹線と比べてかなりお買い得)。←KTXの先頭車両。
車内は←な感じで、新しくゆったりしていて非常に快適。
車窓からの雰囲気は←な郊外のマンション群や・・・
←な感じの田園風景。
日本と変わらない風景にやや期待はずれ?
なにはともあれ、KTXであっという間に午後一にソウルに到着。最高で時速270-80kmくらい出てたかな。もはや日本の新幹線以外にも高速鉄道は世界中どこにでもありますねぇ。

Jiro