2010年5月5日水曜日

中国でのインターネット利用: "金盾"をすり抜けろ!

中国という国は1978年からの改革開放により経済面では市場経済に大きく移行しつつあるが、政治の面ではやはり社会主義国で、言論・報道の自由が100%認められているわけではないようだ。

インターネットについても、先日Googleの中国からの撤退でも話題となったように、情報はすべて中国政府の監視下にあり、政府にとって都合の悪い情報へのアクセスを遮断するしくみ(通称:金盾)が存在する。

3月末の旅行の出発前にGoogleがニュースになったので、中国でGmailが使えず連絡が取りにくくなるのでは?と心配していたのだが、こちらに来てみるとGmailGoogle.comGoogle.JPともに大きな問題なく使えてひとまずはほっとしたところだ。Googleが中国から撤退したのは、Google.CN (http://www.google.cn)のサービスで(現在このサービスにアクセスすると香港のGoogleに転送される)、中国国内からの上記国外のGoogleサービスは今のところ利用できるようだ。

が、、、中国に入ってこのBlogを更新しようとすると、更新はおろかなんと表示することすらできない・・・。よくよく他のサイトも調べてみると、Google系のBloggerのみならずほとんどのBlogにアクセスできないようだ。これは中国政府が言論統制のために個人間の情報のやり取りを警戒・規制しているとしかいいようがない。

ちなみに2010年5月5日現在で中国(チベット)からのインターネットアクセスの可否を調べてみると・・・

<アクセス可能なサイト>
GmailGoogle.comGoogle.JPYahoo! JAPANYahoo!メールYahoo!ニュース・・・

<アクセス不可能なサイト>
BloggerFC2 BlogエキサイトブログYahoo!ブログはアクセス可)・・・、Twitter他、"ダライ・ラマ法王日本代表部事務所"のような政治的不都合ななサイトももちろんダメ。
旅行にあたってかなり他の旅行者のBlogの生の情報が役に立つのでこれでは非常に不便である。

Google.JPで検索不可能なKey Words>>
"天安門事件"など都合の悪いKey Wordsで検索すると↓のように結果が表示されない。
ただ、現時点では"文化大革命"、"ダライ・ラマ14世"、"法輪功"などはOKのよう(もちろん検索結果のサイトへのアクセスはほとんどNG)。

詳細に確認したわけではないが、他の情報にもあるように、上記アクセス不可能なサイトにアクセス・NG Wordを検索してしまうと全てのインターネット接続がしばらく(数分程度)遮断されてしまうことがしばしばあり、非常に不快。

では、、、どうやってこのBlogにアクセスして更新しているかというと、

①プロキシを利用する
SoftEatherを利用する


の二つを試してみたところ、①はからきしダメ。ということで、半ばあきらめつつも②を試してみるとなんとつながった!

技術的な詳細はマニアックなのでここでは説明を避けますが、ここから無料ソフト(PacketiX VPN Client)をダウンロード・インストールして実験用のサービスに接続すれば、日本にいるのと全く変わらないインターネット環境を簡単に実現できます(速度はかなり遅くなりますが)。中国に滞在することがある方はぜひ②の方法で。

長くなりましたが、日頃"言論の自由"なんてあまり気にする機会がありませんが、いざ制限されている環境に足を置いてみると、あまり健全な状態には見えませんね。

Jiro

2 件のコメント:

  1. なるほど。自由を体感できるね。

    一党独裁体制と市場主義、
    併存しうるのか、壮大な実験だね。

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  2. いやー、ようやく中国を抜けてネパール→インドまできましたー。とくにチベットは人民解放軍の目が厳しくかなり息苦しかったねー。それに比べてネパール・インドはFreedom(逆にカオス?)を感じるよ。
    中国も沿岸部を中心に市民社会が成熟しつつあるように見えたので、そのうち民主化の動きが必ず来るんじゃないかな。。

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