2010年7月22日木曜日

DAY118 (2010/7/21 帰国):ひとときの夢の終わり

昨日(2010/7/21)天津から神戸港に船で入り、帰国しました!

3月末に日本を出発し、日本→韓国→中国(チベット含む)→ネパール→インド→(ここだけフライト:クウェート経由)→エジプト→ヨルダン→イスラエル→ヨルダン(再)→シリア→トルコ→ブルガリア→ギリシャ→イタリア→スイス→イタリア(再)→フランス→イギリス→フランス(再)→(ベルギー・オランダ通過)→ドイツ→ポーランド→(スロバキア通過)→ハンガリー→ルーマニア→モルドバ→ウクライナ→ロシア→モンゴル→中国(再)→日本、と四ヶ月・23ヶ国の駆け足の陸路・海路の旅もこれで終わり。

天津からのフェリー"燕京号"で神戸港に帰還。
目が回りそうな通勤ラッシュの中、大阪中心部に移動。
帰国して真っ先に向かったのはディープなローカル文化が残る大阪通天閣界隈。
通天閣といったらやっぱりこれ、串かつ。。
夜のうちに三重県津に戻り、今日は旅のStart地点 結城神社でGoal!

旅をしている間は日々の活動で精一杯で振返る間もなかったが、いざStartと同じGoal地点に立ってみると、4か月前の出発がつい昨日のように感じられ、旅が現実でなく夢から覚めたような気分である。

仕事もしないでこんなに呑気に旅をしていていいのだろうか?と旅の意義を見失うことも一時あったが、一通り当初の目標通りユーラシア大陸を飛行機なしで陸路・海路でぐるっと回ってみるとなんとも言えない達成感でいっぱいである。

毎日毎日異なる言語・習慣・文化に身を浸し続け、旅行中は体験の整理が追いつかず消化不良の点も多々あったので、これから日々の記録をBlogとして起こしながら4か月の体験を消化していきたいと思います。

Jiro


あれは夢だったのかも。
そんな満ち満ちた気持ちで一杯。

旅のはじまりに参った結城さんを訪れ、感謝と報告を伝えるとともに旅を終えました。旅発った時とは気候が違うものの、結城さんの空気は発つ前と同じ。数人の参拝客とすれ違う、静かな時間が流れていました。変わらない日常を目の前に、そんな思いがこみ上げてきました。

夢のような瞬間だったと振り返られる人生、いいな。それは旅だけではなく、仕事、家庭、創作、活動...人や時によって違うカタチで味わえるんだろうな。ありきたりのようなことだけれど、旅の締めくくりに実感しています。

「ぐるっとユーラシア大陸をしてみたい」と子どものように描いた夢は、お金と時間があれば実現できるし、実現するつもりで旅をはじめた。そうなんですが、今ここに帰ってきたことが、想像以上に、感無量。ゴールに辿りついた達成感もあるけれど、何よりこの嬉しさは、出会いの瞬間瞬間が自分の中に深く刻まれた実感から湧き出ています。

Nobu

2010年7月18日日曜日

只今@北京 (2010/7/18)

モンゴルから中国への入国は思った以上にスムーズで、昨日朝ウランバートルから大同に到着。中国ではあの手この手を使ってもなぜかTwitterにだけはアクセスできないので、Blogを使って代わりにつぶやき。。

Jiroつぶやき
中東・ヨーロッパを回って中国に戻ってくるとここは東アジア。食事も口に合うし、すごくほっとします。4月に最初に中国を回ったときは"外国"を感じたけど、今は非常に親近感を感じます。やはりなんだかんだ言ってお隣さんの国ですね。

昨日は雲崗石窟を見に大同で途中下車。でも入場料一人100元(≒1,500円)と相変わらず異常に高い中国の観光料金にうんざりして入口で引き返す。今まで回った他の国ではこんな値段設定はないなー(ちなみにヨルダンだけもっとびっくり価格:ぺトラ遺跡3,000円↑だったけど)。

中国の都市はとにかくどこもでかい。。たまたま途中下車した大同という日本ではあまりなじみのない都市でも予想外に大きく、ぱっと見て街は横須賀・宇都宮などの日本の中堅都市よりもぜんぜん大きい。ちなみに人口は300万人だそう。この規模の都市なら中国では何十、下手したら百以上?もあるから中国の規模の大きさは半端じゃない。。そして、今回訪問したどの国々よりも経済成長のエネルギーを感じます。

Nobuつぶやき
無事に中国入国!国境越えではパソコンを入れたカバンをチェックされず、何事もなく中国へ。国境ではモンゴル側から中国を見ると、光るネオンや駅の建物の重厚さから国力を感じたなぁ。

中国、落ち着くな~。やっぱり文化が近いんだね。

とはいえ、昨晩はこれぞ中国をつくづく体験。大同駅→北京西駅への夜行列車で、はじめて硬座のクラスを利用。硬座は一番リーゾナブルなクラスのチケット(硬座というのでどんなにお尻が痛くなるのかと思いきや、座席は柔らかかった!)。夜行にもかかわらず、座席数以上に乗り込んでくる乗客がいて、夜な夜な通路に立ちぱなしだったり、座ったり、床で寝ている人もいた。降りるときは、猛烈に必死。荷物を抱えて人の合間を通り抜ける。無事にホームに辿り着いたときは、もうフラフラ。これが中国かと思い知らされました。朝5時10分、北京西駅に降りると、大きな荷物を脇に寝そべる人たちが駅構内に溢れていました。


明日はついに旅の最終章、天津から船で神戸に入って7/21に帰国します!!