2011年1月2日日曜日

DAY33 (2010/4/27 青海湖): 観光ツアー ぼったくり?

(旅を振り返り日記を綴ります)

NHKスペシャル、モーターパラグライダーから捉えた青海湖は「天空のサファイア」と言われていた。地元の人が運営する青海湖畔の宿で、星空一面の夜を楽しんだ知人の話を聞いて楽しみにしていた青海湖。

次のラサ行きの日程を考えると、青海湖にとれる時間はわずか一日。
ということで、ツアーに参加することにしました。前日に西寧駅前のツアー会社を訪れ、スタッフのおじさんと筆談で交渉。彼の言い値はだいたい相場の値段のようだったし、他の選択肢を探す時間もなかったので、青海湖一日遊ツアーに参加することに決定。これはそのチラシ。当日の朝、中国人観光客らが乗るバンに乗り込み、ツアー開始。
 

ツアーがはじまり一つ目の観光スポットに近づくと、ツアーコーディネーターが観光客にお金の支払いを要求し、中国人観光客らがしぶしぶお金を出しています。しかも、ツアー代の倍以上の額。今日巡る観光地の入場料分のようでした。え~、そういう仕組み!?前もって伝えておかないお客様目線から程遠い商売のやり方に嫌気がさし、最もみたいものは青海湖なので、入場料の支払いを拒否することにしました。ということで、他の観光客が観光スポットの中を見ている間に歩ける範囲でみてまわり、車中から眺めを楽しむことに。こういった交渉もすべて筆談です。「我車中」とか書いてみて顔色を見ながらコミュニケーションするわけです(中国語の基礎を押さえておけばそれなりに会話できそう)。



日月山。
白い毛並みがひと際、美しいヤクです。惚れ惚れ。かわいらしい。ヤクはチベット人の生活には欠かせず、乳から採ったバターを使ったバター茶や肉など食用としてだけでなく、農作業にも使われています。また、ヤクの尾毛は、かつて日本で兜や槍の装飾品として使われていたそうです(参照:ヤク)。

 

車外に出ると、アクセサリーなどを手にチベット人らが観光客の周りに寄ってきます。現金収入の欲しさが目に見えて伝わってきますが、厭らしさはありません。
 


青海湖。
待ちに待った青海湖ですが、ツアーで訪れた場所はその一帯が観光スポットとなっており、入場料を支払い柵内に入らなければ、近くで青海湖を見ることができない。自然を見るのに、ツアー代以上の入場料が必要だなんて・・・。結構いい商売しています。滞在時間も短いため、結局、柵越しに遠目から見て、帰り道の車中から青海湖を眺めることにしました。


青海湖に行くならツアーではなく、自分たちで自由に動けるよう車をチャーターするか、宿泊できるプランを組むのがいいでしょう。自由に動くことができれば、素敵な体験ができると思います。一般的に、自然が見どころの場合は、自分の足でその地を踏み、空気を吸って、ゆっくり時間を過ごしてなんぼでしょう(中国人観光客はツアーでも満足そうでしたが)。それにしても、訪れた場所の印象とは、人それぞれの体験によって大きく異なるのですね。


ここはもうチベット文化圏。
西寧から1時間ほど車で走らせると、五色の祈祷旗・タルチョが架けられている様子をみかけます。放牧をしている女性。


砂漠。
一部、砂漠地帯がありました。そしてこれは、さそりの干物でしょうか。
 

Nobu

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