(旅を振り返り日記を綴ります)
国境ベルヒヤ(通称スノウリ)まで連れていってくれるのは、こちらの乗り合いバス。なかなか快適そうに見えるエアコンなし新車の乗り合いバス(左)。1時間ほど他の乗客を待ち、満席となったところでいざ出発(右)。
カトマンズから離れ、山を乗り越えていく。トラックが並ぶ。
緑が多くていい眺めに見える(左)。斜面は洗濯干し場(右)。
確かに、景色はなかなかいいんですが、車内は過去に体験したことのない熱風の嵐。窓を開ければ熱風が更にひどくなるため窓を閉める、しかし、気温は45度近くあり・・・ただただ早く到着することを待つのみ。
手がぶれたような写真ですが陽炎か(左)。乗客は国境の手前で降りたので、疲れを軽減させられるよう座席に横たわる。暑い(右)。多少暑さが伝わったでしょうか。この日差しなら、ソーラーパネルの発電いけるのでは。
約8時間後、ついにボーダー、スノウリ国境だ!安全に国境まで運転してもらえて感謝。
ネパール・インド人は自由に行き来できるだけに、緊張感が少ない国境越え。
こちらはインド側のイミグレ、通り過ぎてしまいそう。インド側には換金する所がないため、イミグレ後に、ネパール側までテクテク歩いて、換金しに行くという自由度。
ネパール側(左)。インド側(右)。早速インド側で気になったのはゴミ。ネパールよりもひどくない?
イミグレの後、1時間後に出発するバスにうまく乗り込み、夜行バスでバラナシまで。車内はガラ空きのため、横たわれる。経営大丈夫かな。
バスに駆け寄ってくる商人から、おやつにキュウリを買う。途中の休憩所。
深夜3時頃にバラナシのバス停へ到着。オートリキシャーにて、以前利用したことのある宿「GANGA FUJI」へ向かう。道端の机の上にゴロリとそのまま寝てる人を数人みかけた。これが彼らの日常なのか。
オートリキシャーは宿の前まで行くことはできない。バラナシの中心部の道は細い、道幅は2メートル程度でしょうか。にもかかわらず、野良牛、野良犬がいる。深夜に歩くことは躊躇されるけれど、路上で明け方まで待つ方が不安なので、おそるおそる静かに宿へ向かう。寝ている牛、犬、人、糞に気を付けながら、無事に宿へ到着。深夜で予約なしにもかかわらず部屋を案内してもらった。感謝。
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旅の話題から少し離れますが、
スノウリ国境から30kmほどのところに、ルンビニという地があります。釈迦が生まれた地であり、釈迦が木浴したという池などがあります。巡礼者が訪れる場所であり世界遺産にもなっています。
そのルンビニへ中国がチベットから鉄道を通すという計画が動いているようです。中国は鉄道を、ラサ~カトマンズ~ルンビニへ伸ばすため、ネパールと調査の合意したことを朝日新聞が報道しています。また、ネパール政府により「ルンビニ観光2012」というキャンペーンも行われており、イスラム教のメッカに並ぶ仏教の巡礼地として観光開発を目指しているようです。個人的には観光化される前に訪れたい。